デスクトップはMATEを愛好してるのだが、その中でもメニューにはSolusプロジェクトのbrisk-menu(solus-project/brisk-menu: An efficient menu for the MATE Desktop)を使っている。シンプルながら高機能で今までいくつかあったMATEのメニューアプレットの中で多分いちばんよくできてる。そんなbriks-menuさんだが、最近のメニューを開くショートカットがCtrl + F10
からSuper_L
に変わった。
デスクトップのショートカットにはSuper_L
を絡めたキーバインドを設定しているのが、今回の仕様変更でSuper_L
がbrisk-menuに奪われてしまうようになったため、Super_L
を絡めたキーバインドがすべて機能しない状態になってしまった。
READMEによるとgsettingsで変更できるようで、dconf-editorを眺めていると/com/solus-project/brisk-menu/hot-key
のパスに設定するといいということが分かった。ただ書式が分からソースを見ていくと gtk_accelerator_parse()
に投げられているっぽい(dconfのパスとかショートカットの書式とかもろもろREADMEに書いておいてほしいところ)。
なので<Super>m
みたいに書くのだが、これだとただM
キーだけが押されたときにメニューが開くようになってしまう。今度はただM
と設定しても同様である。そしてもとのM
の入力はSuper
と一緒に押すことで代償される。つまり仕様としては
メニューは指定されたキーで直接開くようになり(Superをプリフィクスにしても無視する)、その上書きされたキーの元の入力はSuperと一緒に押すことで代償される
という、あまりにもひどいものである。これのせいで「Super
とM
の同時押しでメニューを開く」という設定はできない。理想はSuper
と何かのキーにしたいが泣く泣く<Ctrl><Alt>m
にしたが、これはさすがに酷いと思う。Solusチームにはこれを早急に変更することを期待する。